挽歌橋

Kツオ

2009年01月23日 20:37


この写真、



ABU500クラブに所属する“TIAさん”のプロフ写真なのですが。。。

(勝手に掲載してスイマセン!)

橋に人間がぶら下がっています(驚)

これって、TIAさんなのでしょうか?

それともコラージュ??



この橋は釧路川の塘路付近に架かっていた、通称『挽歌橋』ですよね。


調べてみると、1930年(昭和5年)に運用開始された、

『殖民軌道久著呂線』(塘路~上久著呂間)で使われていた橋です。

正式名称は『久著呂橋』。



『バンカ』と言われるようになったのは、昭和32年に制作された映画、

『挽歌』のロケ地で使われたことから、この名称がついたようです。

主人公が不倫の密会(?)に使っていた橋らしい…

誰かさんも真似してみますか?w

この映画、是非観たいと思います。

TSUT●YAにあるのかな?




話を戻しまして、

この橋は1965年(昭和36年)、鉄橋に架け替えられたようです。

その後、町道久著呂線が改良されたこともあり、1965年(昭和40年)に全線廃止。

鉄橋は道路の橋として転用されたようです。

もしかして、国道のアレキナイ川に架かっている橋がそうなのかな?

歴史を感じますね。




となると…

TIAさんのプロフ写真は木橋ですから、昭和36年以前に撮られたのでしょうか?

それとも、鉄橋に架け替えられた後にも、木橋は残されていた?

ゆうちゃんも中学生時代、崩れた橋を見たと記事にしていましたね。

読み返すと約30年前の話でした。

と言うことは、昭和50年代初頭。

それまで木橋は残っていたことになります。

この写真もその頃撮られたのでしょうか。

カラーだし、貴重な写真ですよね。




と言うことで、

釣りを通して、釧路川の歴史に触れるのも良いものです。

岩さんがネタにしてくれた、昔の写真等を見ると物思いに耽られるし、

釣りの昔話を聞くのも、実に興味深い。

釧路の釣り文化を良く知っている、RSさん清●の社長の話なんて必聴です。

釧路川の辺に廃屋があるのですが、何故あそこに建てられたかなんて知らないでしょ?

『釣りキチ三平』に出てくる『谷地坊主』のモデルの話等など。

キチガイじみた先人の話は最高に面白いですぞw



開高 健著の『私の釣魚大全』に掲載されている、釧路湿原での“イトウ釣り”も必読です。



40年間、アキアジの密漁だけで生計を立てている人は出てくるし、湿原の谷地眼で密漁者が何人も命を落としていたり…

しかも船外モーター付きの小船でイトウ釣りです(汗)

ドジョウで釣ってます。

昭和42年のお話ですからね。

しかし、この時からイトウは『幻の魚』となっていたようです。

筆者は食べてますけど。。。

もしかすると脚色もあるかもしれませんが、今では考えられない出来事を学べます。



あ、釣りキチ三平の“イトウ釣り偏”も貴重な資料ですよね。



内容はさておき、タックルを見るだけでも楽しいです。

谷地坊主はもちろんのこと、魚神さんも最初に釣った(バラシした)イトウは、ABU507を使っています。



釣りに行かない休日に読書でもどうですか。

悠久の大地、『釧路湿原』に思いをはせるのも楽しいですよ。

これからも釧路の釣り文化を探って行こうと思います。



まずは…

ルアーの無い時代を想定し、ヤナギ虫を使った釣りでもしてみましょうか(爆)

どんだけ釣れるのでしょうね?

一回やってみたいのです。

どなたかブログネタとして、実験に付き合いませんか?w



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